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業界動向

2023.04.14
SiCの車載半導体 2年後に供給充足

  中国自動車メーカーの奇瑞汽車で車載半導体研究の責任者を務める郭宇輝氏は、炭化ケイ素(SiC)の基板材料を使った車載半導体について、2025年に中国市場の需給逼迫(ひっぱく)が解消されるとの見方を示した。

  SiC半導体はシリコン(ケイ素)の基板材料を使う一般的な半導体と比べ、高い電圧に対応することが可能。高耐圧が求められる電気自動車(EV)部品などへの搭載が進んでいる。ただ、供給量はまだ潜在的な需要に追いついておらず、中国の半導体企業は研究開発(R&D)と生産拡大を急ピッチで進めている。

 郭氏は、SiC半導体の生産拠点の建設には1年半以上の時間を要すると指摘。現在国内で拠点着工の波が訪れていることを踏まえると、25年に国内のSiC半導体の供給が充足すると見通した。

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