インフィニオンは5月6日、中国の電気自動車メーカーXiaomiと、2027年までにXiaomiの新型電気自動車SU7に最先端のSiCパワーモジュール（HybridPACK™ Drive G2 CoolSiC™）およびベアチップ製品を供給することで合意に達したと発表した。HybridPACK™ Driveは、市場をリードするインフィニオンの電気自動車用パワーモジュールのシリーズであり、2017年以来約850万個が販売されている。さらに、インフィニオンは、EiceDRIVER™ ゲートドライバーやマイクロコントローラーを含む幅広い製品をXiaomi Autoに提供する。両社はまた、インフィニオンのSiC製品ポートフォリオの利点を最大限に活用するために、SiC車載アプリケーションでさらに協力することに合意した。スマートフォンメーカーのXiaomiは3月に初の電気自動車の販売を開始した。 同社はハイエンドのSU7 Maxで電気自動車市場に変革を起こすことを目指しており、販売価格は29万9,900元（4万1,500ドル）である。これに対し、テスラのModel Sは68万4,900元、ポルシェの電気自動車は150万元である。