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業界インタビュー

2021.04.01
【日中半導体業界インタビュー】株式会社オプト・システム 渡辺部長

この度、日中半導体協会は株式会社オプト・システム(以下「OPTO」)の営業本部 渡辺邦博部長に取材を行い、OPTOの事業内容と中国市場の進出について伺いました。詳細インタビューは下記です。

OPTO 渡边部长_副本.jpg

――御社の経営理念と事業内容をご紹介ください。

渡辺 当社は1980年に設立以来、光半導体の開発、量産に関わる検査装置及び加工機を一貫して製作販売してきました。社名も会社内容に沿って“株式会社 オプト・システム”と名付けております。

経営理念としてはカスタムメイドで多様な製品化を実現としており、お客様が本当に必要としている物を必要な時に提供する事をモットーとしております。事業内容としては光半導体(LED、LD)お検査装置及びチップ加工装置の設計、製作、販売、及びエンジニアリングサポートとなります。


――御社は中国市場における事業の沿革をお教えください。

渡辺 1980年  会社設立

    1996年  台湾及び中国市場の本格化に伴い現地事務所を桃園に設ける

 2001年    中国への本格的拡販の為北京に中国事務所を設立 現在に至る 


――中国市場に向け、御社の主力製品と技術をご紹介ください。

渡辺 LED用:ウエハプロービングマシン、裏面発光プロービングマシン

         ダイヤモンドスクライバー、ブレーキング装置、チップ測定分類装置

         外観検査装置、チップ配列装置、エージング装置等

 LD用: ダイヤモンドスクライバー、劈開装置、バー積機、バー戻し機

バー測定装置、チップ測定装置、チップ分類機、チップ外観検査装置等

特に最近は共振波長が短くなり手動での作業が難しくバー積機及びバー戻し機など自動機での対応が増加傾向にあります。そして、SAW用のプロービングマシンも手掛けています。


――どのような方法やルートを通して中国市場に進出していますか。

渡辺 台湾事務所の設立が早かった関係で、当初は台湾ルートでの販売が主流でした。その後、中国事務所の設立に伴い台湾と並行して販売を進めてきました。一時は当社売上げの30%は中国市場という事もありました。

 2016年吉永商事様との取引がスタートし、その年にLD用スクライバー、劈開機、BAR積機を北京半導体研究所より受注して、本格的に吉永商事様との販売がスタートする事となりました。


――米中貿易摩擦と新型コロナの環境のもとで、中国市場に対する施策、展望と期待をお教えください。

渡辺 中国の半導体内製化に伴い装置需要は今後も益々大きく発展すると思われます。その期待に応えられるよう製品性能を向上させ競争力をつけ市場を広げてゆきたいです。中国企業の東南アジア進出も間違いなく今後増えていく、益々楽しみです。


――「一般社団法人・日中半導体協会」について、ご要望やご助言などをお教えください。

渡辺 前工程装置の導入及び消耗材などの拡販計画があるようですので、必然的に会員数が増える事と思います。今後益々重要な日中半導体協会となっていく事を期待しています。


渡辺 最後、一刻も早くコロナ前のようにビザなし、隔離無しで中国訪問できるよう、感染が終息する事を願っております。

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(聞き手・張 記者)


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