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イスラエルのバレンズセミコンダクターと中国の黒芝麻智能科技(ブラック・セサミ・テクノロジーズ)が車載分野で協業した。バレンズが7日に日本向けに発表した。黒芝麻智能の車載SoC「華山2号A1000」「武当C1200」に高速データ伝送規格MIPI A-PHY対応のバレンズ製チップセット「VA7000」を組み込む。自動車メーカーとティア1サプライヤーに提供とサポートを行う。黒芝麻智能の華山2号A1000はレベル2ないしレベル2プラスの先進運転支援システム(ADAS)向けで、既に量産中。中国第一汽車集団、東風汽車集団、浙江吉利控股集団、江汽集団など中国の自動車メーカーで採用事例がある。武当C1200はカメラ・モニタリング・システム(CMS)や自動駐車、インフォテインメント・システムなどのインテリジェント機能を統合する製品だ。バレンズのVA7000が対応するMIPI A-PHYは、カメラをはじめ各種センサーの大量のデータをADASなどに安定して伝送、処理するための規格。2023年時点の最新版では伝送距離15メートル、最大伝送速度16ギガbps。VA7000は8ギガbps製品を中心にシリーズを展開する。バレンズは今回の協業について、中国では最先端技術が即座に採用されることが多いためと説明。黒芝麻智能も中国そして世界でMIPI A-PHYに対する関心が非常に高いとの認識を示す。VA7000を組み込んだ華山2号A1000は4~5月に開催した北京モーターショーでも展示した。