東芝デバイス＆ストレージ（東芝D＆S）は、開閉サージや静電気放電（ESD）から半導体デバイスを保護するツェナーダイオード5シリーズに、各10種のツェナー電圧ランクを追加し、ラインアップを拡充した。新製品は、マイクロ秒オーダーからミリ秒オーダーの長いパルス幅の開閉サージや、誘導雷サージ、直流に近い過電圧から半導体デバイスを保護できる。さらに同社既存のラインアップ製品と同じく、低ダイナミック抵抗と低クランプ電圧の特性によりサージを吸収しやすく、半導体デバイスに印加される電圧を抑えることができ、電子機器の品質向上に貢献する。パッケージは、業界で汎用（はんよう）のSOT-23をはじめ、3ピンパッケージのSOT-346（S-Mini）、SOT-323（USM）、2ピンパッケージのSOD-323（USC）、SOD-523（ESC）を採用した。また、ツェナー電圧ランクを追加することで、さまざまな電圧ライン、実装エリアに対応できる。